200年後も 「本(印刷メディア)」 は存在するか?
「宇宙戦艦ヤマト」は今から約200年後の話です。
現在TV放映中の「宇宙戦艦ヤマト2199」も
オリジナルのリメイクなので
当然同じ時代の出来事を描いているわけです。
ですが・・・、製作された時期に40年の開きががあるために
「未来」の描き方が大きく変わっています。
「2199」を観ていると、すでに大まかな流れがわかっているせいか
200年後の世界をどう描こうとしているのかがとても気になります。
例えば、前回のエピソードでは
「中原中也の詩集」がキーアイテムになっていましたが、
ふと思ったのは、「電子ブック」じゃないんだ・・・。」って。
同じように、艦長室のカウンターに
ドストエフスキーの「罪と罰」が意味ありげに置いてあるんですが・・・、
これもどううやらハードカバーの 「本」 みたいなんですね~。
総監督の出渕さんに、
200年後の日本人にも活字に親しんでいてほしいという思いがあるのか
それとも、ただ単に演出上電子書籍は使いにくかったのか・・・。
もし、出渕さんにインタビューする機会があったら
そのへん聞いてみたいなあ・・・。
その他にも文化的な面で気付いたところ、気になるシーンがいくつもあります。
文化・・・というか、インターフェイスですね。
主に機械と人との関係、人々の生活がどういう方向に進みそうか、
というようなことです。
例えば、最初のワープテストをおこなう際の艦内放送のマイク。
旧作ではカールコードでしたが、「2199」ではワイヤレスになってました。
(個人的には、マイクもいらないと思いますが・・・。)
例えば、佐渡先生が艦長の手術をするシーン。
遠隔操作で、メディカル・ナノマシーンがサポートしてたじゃないですか。
佐渡先生も普通にパソコンを使っておられるようですし(笑
あと、中央作戦会議室のスクリーン。
3D映像じゃないんだ・・・って、思いませんでした?
200年後なら、3Dが普通になってないか?・・・みたいな。
まあ、そんな、こんなでね、
画面を見てると
作り手がどういう未来をイメージしているのかということが
結構わかっちゃうんですね。
しかし、これから先はストーリーも盛り上がってくるし
あたらしいサイドストーリーもからんでくるようなので、
そんな細かいことは気にしてる余裕はなくなるかもね。
ここからの盛り上がりに期待(^^)v