Fly me to the Iskandar

~私をイスカンダルへ連れてって~

我々はリバース(再生)を求め続けてきたのかも・・・

宇宙戦艦ヤマトの旅の目的は、

イスカンダル星へ行き、

f:id:hamazide:20130902231945j:plain地球の環境を再生させるシステムの

(コスモリバースシステム)

を受け取り、持ち帰ること・・・。

 

以前は、

地球は「汚染」されており「浄化」が必要

・・・とされていたので、

イスカンダルへは地球「浄化」のためのシステム

「コスモクリーナーD」を受け取りに行く物語だったが、

ヤマト2199」で書き換えられ

今は、もうあなたの世界観も

、コスモリバースに切り替わっているはずだ。

 

 

しかし、旧TVシリーズの最終話で

いとも簡単に青い地球が復活してしまったように

以後ヤマト自身も

何度も安直な復活を遂げている。

 

それはもちろん

ファンがヤマトの復活を望んだからに他ならないが、

復活のしかたは常に違和感がともなっていた。

 

 

 

たとえば「ヤマト完結編」を見たときの違和感。

 

初代館長、沖田十三復活!

・・・だが違う!

確かに沖田十三の雄姿をもう一度見たい(><)

と思うことはあったが、

誤診だかなんだかわけのわからない理由で

こそこそ生きながらえた沖田を見たかったわけじゃない。

 

 

 

たとえば「ヤマト復活編」を見たときに感じた違和感。

 

クルーは若返った。

ヤマトもパワーアップした。

だけど、歳をとった古代が生きている世界そのものが

虚構の様な気がしてならない・・・・。

 

古代は「さらば」で雪とともに散ったはずではなかったか・・・。

ヘタに生きながらえるから

だらだらと古代ファミリーのその後まで描くことになるのだ。

そんなシーン・・・誰が好んで観たがるだろうか・・・。 

 

 

 

早いはなし、「ヤマト2」以降に作られた続編は

「ヤマト」であって「ヤマト」でない亡霊のような存在なのだ。

ヤマトをもう一度見たいと思ったとき

やっぱりイスカンダルへの旅から振り返りたい。

 

といっても原点のTVシリーズは

今となっては、何もか皆みすぼらしい・・・。

 

だから 「2199」 なのだ。

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一度逝ってしまったヤマトは蘇る必要はない。

黒電話時代の語り部が語った物語を

スマホ時代の言葉で語りなおしてくれるだけで十分に面白い。

それを照明したのが

宇宙戦艦ヤマト2199」だったのではないだろうか。

 

リバース(再生)!

それこそが

ワシらが求めていたものだったのかもしれない・・・。

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